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高齢の方々の社交場
 

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(デイの日々:介護のペットブームを考える… )

 

 むかし視覚障害者と一緒に仕事をしたことがある。幼少に目の病気で盲になった彼は盲導犬を使っていた。ゴールーデンレトレバーという犬種で英国で専用に品種改良されたものという。毛も短く抜けも少ないので、アレルギー体質の方に接しても大丈夫と聞いた。いつもしずかに彼の机の脇に座っていて、歩くとなると必ず車道側にポジションをとる。彼だけに尽くす訓練がされており、周りは勝手にエサをあげてはならない。衛生管理も食事、水分も調整している。たまの排泄では低いうなり声で彼に伝えた。なぜこの話をするかというと、最近のブームでペットを介護に使うところがあると聞く。しかし個人で飼うのとは異なり、虚弱な高齢者が相手となるとペットのストレスや清潔、衛生管理で大変な負担が生ずる。癒しのイメージとは真逆に相当な覚悟が必要と思うのだ。

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