高齢の方々の社交場
 

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(デイの日々-介護の質、信頼関係-)

   小規模デイサービスのキャッチフレーズに「元気いっぱい」「楽しい日々」とパンフレットにも楽しそうな写真が載っている。だが、見学させてもらうと多くはTVを前にして利用者が所在なげにしている。どうも決まったプログラムは無く、その場のノリで散歩に出たり、合唱や塗絵になったりしているようだ。また、あるところはねじり鉢巻の職員が歌いながら入浴の介助していた。「元気、楽しい」を忠実に、盛り上げようと頑張っている。しかし利用者は冷やかで、見ているこちらが辛かった。結局はどこも長い時間がTVとなる。何故こうなるのか。通所介護の法的要件には「介護の世話」、「機能訓練」、「社会交流」とあるが、「介護の世話」はともかく、後者の二つは効果が見えないと、職員の熱意も冷めてくる、そうした流れと思う。高齢者(認知症等)の介護では、なまじ「訓練や指導」などとの考えは外した方が良い。利用者との垣根を低くし、簡単なプログラムでも丁寧に会話しながら毎日必ず行う。一人ひとりの持ち味や情感も理解でき、楽しさ、やりがいも増すものだ。落着いた、穏やかな雰囲気はそうした中で作られる。これが信頼関係である。TVを流していては良い関係はつくれない。 (R4.5月)